250EXC ピストンリング交換
みなさんお久しぶりです。 ほいちゃっぴです!
前回の更新からかなり間空きましたが、CGCで死んだわけではございませんw
今回は250EXCのピストンリングを交換したいと思います。
◆なんで変えるの?
去年の12月に納車して、なんだかんだ3800km 約100時間稼働と結構酷使しました...
エンジン稼働時間100時間という節目?だったので、なんとなく交換してみよう程度の考えです。
実際、パワーダウンも感じませんし、異音など違和感もない状態です。
ホントにレーサー?って言うぐらいなんも起きないですw
◆必用部品
・ピストンリング54830232000 ×2
・ガスケットセット55430097000
ディーラーで頼んで約1周間で到着、部品代は1万円くらい。
下手したら国産より安いのでは....
外車だから部品来ないし高いんでしょと悩んでるそこのアナタ!
KTM(とハスクバーナ)は日本車を維持するのと全然変わらないですよ!!
◆整備開始
EXCのメンテはとても簡単です!
シート外し
↓
タンク外し
↓
チャンバー外し
↓
クーラント抜き
↓
ヘッド外し
↓
シリンダー外し
たったこれだけ!
◆シリンダーとピストンを見てみよう
クロスハッチもクッキリ、大きな縦キズなども無くとてもキレイです。
ピストンもキレイですね....
キズというほどの縦キズも無く...
これホントに100時間走ったレーサー.......???????
毎週1~2回くらい自走で往復100km前後走って林道アタックをしているのですが....
ちょっとキレイすぎてビビりましたw
EXCのピストンリングですが、市販車に比べると結構緩いです。
そのおかげでシリンダーの摩耗は少ないです。
ですが、張力を保つために定期的に交換したほうがいいかな?と思いますが、
100時間では交換の域に達していませんでした....
◆排気デバイスの清掃
シリンダーを外したついでに排気デバイスの清掃も行います。
こいつの動きが鈍くなるとエンジンの調子が悪くなります...
YPVSとかKIPSで悩まされた人はよく分かるかとw
というわけで分解!
全部トルクスかと思いきや、普通の六角なんですね...
ボンドでくっつけてあるのでドライバーなどを駆使して蓋を開けます。
バルブが現れました! そこそこカーボンが堆積していますね。
さらに、サイドの金具を外していき、両脇についてる筒状のバルブも摘出します。
至ってシンプルな構造で、中央の大きいバルブと、サイドの小さいバルブ2個がクランクから伸びているプッシュロッドで連動して動くだけです。
カーボンが堆積して真っ黒なので溶剤を使って清掃します。
剥離剤をかけるとどんどん溶けていきます。
手にかかると火傷するのでお気をつけ下さい...
またラテックス系の手袋は溶けるので、こちらもお気をつけ下さい......
2~3回剥離剤につけて、水洗いを繰り返すとピッカピカになります!
後は可動部にグリスを塗布し、逆の手順で組み上げれば完了です。
一通り作業が終わったら、新品のガスケットをインストールし、シリンダー内にオイルを塗布し、組み上げていきます。
ベースガスケットは何枚か種類があるので、ガスケットセットを購入するか、事前に厚さを測ってから注文しましょう!
全て組み終わったら、クーラントをいれ作業終了です!
慣れていれば半日もかからずに作業出来ると思います。
さて、乗ったフィーリングですが....
特に変わりませんでしたwww
つまり街乗り含めた100時間位じゃ全然摩耗しないということですねw
以上、久しぶりの更新でした!